吸血鬼解説(文学編)
英国のアンソロジスト、ピーター・ヘイニングは、数々の捏造に手を染めていた。ドラキュラのブラム・ストーカーから、オペラ座の怪人のガストン・ルルーまで。魔人ドラキュラのベラ・ルゴシまで捏造していた。彼の捏造手法を紹介していく。
ドラキュラにも影響を与えた吸血鬼小説「謎の男」の作者が、カール・アドルフ・フォン・ワークスマンであることが判明していた。だがその判明のきっかけは、ピーター・ヘイニングの捏造疑惑の調査の際発見された。その経緯を説明していく。
吸血鬼小説「骸骨伯爵、あるいは女吸血鬼」の作者だとされたエリザベス・キャロライン・グレイは捏造された人物であったことが判明、捏造した人物はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーの捏造で悪名高い人であったことなどを解説する。
ホレス・ウォルポールの幻の作品「マダレーナ」は、ピーター・ヘイニングにより150年ぶりに発掘したとして発表するも、作者が別人だったことが判明、ヘイニングの不正疑惑について解説する。
イギリスのアンソロジスト、故ピーター・ヘイニングは、あのフランケンシュタインにまつわることで当時新発見し、界隈を非常に驚かせた。ところがその後の研究により、その新発見はヘイニングの嘘である可能性が極めて高いことが判明、他にも彼の不正につい…
吸血鬼小説「骸骨伯爵、あるいは女吸血鬼」が、イギリスのピーター・ヘイニングによる捏造作品であることが判明。そして次々と彼の不正が明らかとなったことを解説します
ハインリヒ・マルシュナーのオペラ「吸血鬼」"Der vampire"の、フランスで上演された日本風アレンジの紹介。吸血鬼が歌舞伎メイクして日本刀持っている。誰だ!こんな改変したやつは!
吸血鬼の元祖ジョン・ポリドリの「吸血鬼」は、劇やオペラになるほど大流行した。その劇はあの大デュマにも多大なる影響を与えた。その一連の流れを紹介する。
ポリドリの「吸血鬼」はなぜ作者をバイロンとされてしまったのか。その背景に、当時はまだ著作権というものが希薄で、作家の力が弱かった。フランケンシュタインでさえ、無記名で発表されてしまった。その事情を解説していく。
最初の吸血鬼とフランケンシュタインが同時に生まれたきっかけ「ディオダティ荘の怪奇談義」。この出来事により、後にドラキュラへと繋がる吸血鬼の始祖が生まれることとなる。
バイロンの吸血鬼の詩「異教徒」や、バイロンの国外追放について解説。
最初の吸血鬼小説の作者、ジョン・ポリドリの解説。だが彼を知るには、彼の主人だった詩人バイロン卿は避けて通れない。バイロンとは一体どんな人物であったのかを解説。
吸血鬼ドラキュラ以前の吸血鬼小説の内容と翻訳本を紹介。日本では紹介されたことがない吸血鬼小説も紹介します。
吸血鬼の元祖はドラキュラではなく、吸血鬼ルスヴン卿こそが吸血鬼の始祖。ドラキュラ以前の吸血鬼は日光は平気、弱点もない吸血鬼が当たり前でした。
「吸血鬼」という言葉を作ったのは南方熊楠だったという説が完全に覆りました。吸血鬼という言葉はいつ生まれたのか、その謎に迫ります。
ロバート・サウジーの「破壊者タラバ」の初の完訳本をレビューしました。
最初の女吸血鬼小説と思われていた「死者よ目覚めるなかれ」だが、E.T.A.ホフマンの作品こそが最初の女吸血鬼小説だった
女吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」の作者はティークではなくて、エルンスト・ラウパッハであったことが判明した。
女吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」の作者はルートヴィヒ・ティークではなくて、別人であったことが判明した。
ティーク作の女吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」の内容を簡単に紹介していきます
幻の女吸血鬼小説、ティーク「死者よ目覚めるなかれ」を本邦初翻訳。日本語訳はこのブログでしか読めないので、ぜひご覧ください。