ピーター・ヘイニングの捏造疑惑
森口大地編訳「ドイツ・ヴァンパイア怪縁奇譚集」幻戯書房 2024年の書評記事。その中でもエルンスト・ラウパッハ作「死者を起こすなかれ」をレビューしていく。
ついに商業誌に吸血鬼解説記事を寄稿することになりました。新紀元社「幻想と怪奇13」に、ヴァクスマン「謎の男」の作者判明の経緯について解説しています。
「新編 怪奇幻想の文学2 吸血鬼」が発売された。その中の一つ、ヴァクスマン「謎の男」の作者判明の経緯について簡単に紹介。そしてニコニコ動画「ゆっくりと学ぶ吸血鬼16話」でこの件を取り上げた。
イギリスのアンソロジスト、故ピーター・ヘイニングの捏造疑惑をまた発見。しかも「日本の浦島太郎」として有名な「リップ・ヴァン・ウィンクル」についてすら、捏造を行った形跡がありました。他の捏造も含めて紹介していく。
吸血鬼小説「謎の男」の作者がカール・アドルフ・フォン・ヴァクスマンであることを突き止めたのは、ダグラス・アンダーソンである。以前はネットの書き込みをソースとしたが、きちんとしたソースが見つかったので、それを紹介する。
吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」がなぜ1800年作とされたのかを調査。 また、作者を間違えて紹介したのはピーター・ヘイニングのせいだとされてきたが、日本においてはヘイニングは関係がなさそうであることも判明した。その経緯を追っていく。
吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」の作者をルートヴィヒ・ティークと間違えて紹介したのは、有名なピーター・ヘイニングであるとされていた。だがヘイニングより前に既に間違えて紹介している人がいた。その経緯や原因を紹介していく。
英国のアンソロジスト、ピーター・ヘイニングは、数々の捏造に手を染めていた。ドラキュラのブラム・ストーカーから、オペラ座の怪人のガストン・ルルーまで。魔人ドラキュラのベラ・ルゴシまで捏造していた。彼の捏造手法を紹介していく。
ドラキュラにも影響を与えた吸血鬼小説「謎の男」の作者が、カール・アドルフ・フォン・ヴァクスマンであることが判明していた。だがその判明のきっかけは、ピーター・ヘイニングの捏造疑惑の調査の際発見された。その経緯を説明していく。
吸血鬼小説「骸骨伯爵、あるいは女吸血鬼」の作者だとされたエリザベス・キャロライン・グレイは捏造された人物であったことが判明、捏造した人物はフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーの捏造で悪名高い人であったことなどを解説する。
ホレス・ウォルポールの幻の作品「マダレーナ」は、ピーター・ヘイニングにより150年ぶりに発掘したとして発表するも、作者が別人だったことが判明、ヘイニングの不正疑惑について解説する。
イギリスのアンソロジスト、故ピーター・ヘイニングは、あのフランケンシュタインにまつわることで当時新発見し、界隈を非常に驚かせた。ところがその後の研究により、その新発見はヘイニングの嘘である可能性が極めて高いことが判明、他にも彼の不正につい…
吸血鬼小説「骸骨伯爵、あるいは女吸血鬼」が、イギリスのピーター・ヘイニングによる捏造作品であることが判明。そして次々と彼の不正が明らかとなったことを解説します
女吸血鬼小説「死者よ目覚めるなかれ」の作者はルートヴィヒ・ティークではなくて、別人であったことが判明した。