表題の通り、この度「吸血鬼の歴史に詳しくなるブログ」を開設しました。
日本における吸血鬼ヴィジュアルイメージはどのように定着していったのか:当ブログ記事を参考にした卒業論文が作られました
この記事はニコニコのブロマガから移転させた記事です。ブロマガではできなかったアコーディオンメニューをhtml5で書いてみたのですが、 改行タグを入れてもなぜかpタグが挿入されてしまい、不自然な空白が出来てしまっています。新規作成記事ではこんなことはおきないのだが…とまれアコーディオンメニューを移転記事に導入するのはこの記事だけに留めておきます。
以前、英語”vampire”の訳語として「吸血鬼」という言葉を作ったのは南方熊楠であったという説が覆ったことを解説しました。これらの記事はこれまでの定説が覆ったことと、その定説の提言者である東雅夫氏が新発見と太鼓判を押してくださったこともあり、大変反響がありました。そしてなんと当記事を参考として、「日本における吸血鬼イメージの定着について」卒業論文を作り上げた方がいらっしゃいましたので、今回はその卒業論文についてご紹介しようと思います。論文の紹介、公開、ご本人様の名前の公開は、ご本人様からご許可を頂いております。
以下の記事は読まなくても理解はできますが、これらの記事を参考にした論文であるので、できれば先にご覧ください。動画バージョンもあります。
上記を説明した動画はこちらから
論文は下記リンクよりダウンロードして閲覧してください。
各ファイルはドロップボックス内にある「各ファイルの説明.pdf」をご覧ください。卒業論文本文は、「soturon.pdf」になります。
ゆっくりと学ぶ吸血鬼 第15.5話③ 参考文献一覧
ゆっくりと学ぶ吸血鬼③の参考文献一覧です。
動画はこちらから
ゆっくりと学ぶ吸血鬼 第15.5話①と②分 参考文献一覧
ゆっくりと学ぶ吸血鬼第15話①と②の参考文献一覧です。
③は別に紹介します。
また卒論で紹介された件についても、後日別の記事で参考文献を紹介します。
動画はこちらから
Netflixの「ドラキュラ伯爵」は『公式が』ゲイでもバイでもないと断言、海外の批判事情と個人的感想
BBC OneとNetflixによるオリジナルドラマ『ドラキュラ伯爵』のシーズン1の全3話が、イギリス国外では2020年1月4日より、Netflixで配信開始されました。以前もブロマガでお知らせしたので、興味がある方はご覧になられたことでしょう。
Dracula | Netflix Official Site
The Count Dracula legend transforms with new tales that flesh out the vampire's gory crimes -- and bring his vulnerability into the light.
1897年のブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」をドラマ化したもので、大胆なアレンジを加えられていることは事前情報としてありました。そのアレンジで話題に上ったことは何といっても、このドラマのドラキュラ伯爵が”ゲイ、バイ”であることで、特に海外では物議を醸していました。私がドラマを見たのは放映開始から半月後ぐらいのことで、視聴前にツイッターのTLでこの噂は目にしていました。日本では所謂「腐女子」の方々が好意的な反応をしていたようですが、海外ではドラキュラのバイセクシュアル化について批判されているようでした。これは最初、同性愛に厳しい海外の保守層が、原作にはないバイセクシュアル要素を足しこんだために批判しているのかと思っていました。ところがドラマ視聴後よく調べてみると、そう単純な話ではないことが分かりました。ツイッターでは既に、私よりもいち早くその事情を掴んだ人がいらっしゃったので記事にしようか迷いましたが、せっかく調べたことだし、一連の流れまでをまとめた人はいなかったので、普段私の吸血鬼解説動画を見ている方向けに、解説していくことにしました。
解説の都合上、ネタバレしていきますので、気になる方はご注意下さい。
また、ホモという言葉も出てきますが、参考にしたサイトや書籍でそのように書かれており、正確に伝えるために、あえてそのまま書いていきます。
ゆっくりと学ぶ吸血鬼 第15話 参考文献一覧
ゆっくりと学ぶ吸血鬼第15話の参考文献一覧です。
骸骨伯爵が捏造と分かったときのうp主の反応
エリザベス・グレイの吸血鬼小説「骸骨伯爵」、いずれ解説予定だった
— ノセール (@y_noseru) 2018年4月18日
そして今回、英語wikipediaの記事を発見したんだが、その内容に驚愕した
ピーター・へイニングが紹介したことで世に知られた訳だけど、ヘイニングはコピーを貰ったと主張しているだけで、実物の存在が疑われている
まじかよ!
動画はこちらから
ゆっくりと学ぶ吸血鬼 第14話 参考文献一覧
遅くなってしまいました。ゆっくりと学ぶ吸血鬼第14話の参考文献です。
今回の吸血鬼ヴァーニーは重要な作品ですが、日本語訳がありません。
この作品を読めば、日本において吸血鬼の知識人を名乗れるので、英語ができる方は挑戦なさってみてはいかがでしょうか。