吸血鬼の歴史に詳しくなるブログ

吸血鬼の形成の歴史を民間伝承と海外文学の観点から詳しく解説、日本の解説書では紹介されたことがない貴重な情報も紹介します。ニコニコ動画「ゆっくりと学ぶ吸血鬼」もぜひご覧ください。

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【200周年】フランケンシュタインの作者、メアリー・シェリーのゆっくり解説の参考文献一覧

【200周年】フランケンシュタインの作者 メアリー・シェリーの数奇な生涯の参考文献一覧です。パーシー・シェリーの生涯を描いた劇の以前の感想はこちらへ。
「ディオダティ荘の怪奇談義」をモチーフとした舞台『BLOODY POETRY』を見てきました


メアリー・シェリーがバイロンに送った献呈本のお披露目会の動画


 2011年、メアリー・シェリー自らサインしてバイロンに送ったフランケンシュタインの献呈本の1冊が見つかり、上記動画はそのお披露目会の様子のもの。
発見の経緯は荒俣宏編「怪奇文学大山脈Ⅰ」に書かれているが、幻想画家・イラストレーター山田維史氏が自身のサイトでより詳しく解説されているので、発見の経緯などについてはそちらを参照して頂きたい。
発見したのはイギリスの稀覯書専門店ピーター・ハリントンで、webサイトもある

www.peterharrington.co.uk





上記は動画で紹介する機会がなかったが、メアリーとパーシー描いたもの
The Lover's Seat: Shelley and Mary Godwin in Old St Pancras Churchyard by William Powell Frith, 1877



【公式】映画「メアリーの総て」予告編

 

ボヘミアン・ラプソディでイケメンと話題!
ベン・ハーディ『メアリーの総て』インタビュー動画




動画はこちらから





ONLINEジャーニー  
 在英日本人向けの情報サイト。メアリーの生涯を一通り簡単に紹介しているので、手っ取り早く情報を得るのに便利。
バイロンがマシュー・グレゴリー・ルイスと合って放った言葉


シェイクスピア物語匿名出版についてのエピソード

~wikipedia~
フランケンシュタイン ・フランケンシュタインの怪物 
メアリー・シェリー ・メアリ・ウルストンクラフト ・ウィリアム・ゴドウィン
パーシー・ビッシュ・シェリー
ヨハン・ハインリヒ・フュースリー ・ホレス・ウォルポール 
ルイージ・ファルヴァーニ ・エラズマス・ダーウィン
チャールズ・ロバート・マチューリン ・マクシミリアン・ロベスピエール 
ベアトリーチェ・チェンチ(胸糞注意)
女性の権利の擁護 ・自由恋愛主義 ・ファンタスマゴリア 
フランス革命 ・フランス革命の年表 ・フランケンシュタイン城 
モンブラン ・メール・ド・グラース氷河 ・フランシス 
プロメーテウス ・摂政皇太子 ・ジョージ4世(イギリス国王) 
J・K・ローリング ・埴生の宿 ・作家の悪夢 ・フランケンシュタイン・コンプレックス
ロボット工学三原則 ・メアリーの総て 

~海外wikipedia~
Mary Shelley (こちらはフランス語wiki)・Frankenstein 
Mary Wollstonecraft (こちらはフランス語wiki)・William Godwin 
Percy Bysshe Shelley ・Fanny Imlay ・Claire Clairmont ・Timothy_Shelley 
Allegra Byron (こちらはスペイン語wiki) 
Leigh Hunt ・Theodor von Holst ・Aubrey Beauclerk(仏) Aubrey Beauclerk(英)
John Howard Payne ・Louis Édouard Fournier 


~参考サイト~
シェリー生誕二百周年を思う(PDF)
 ゴドウィンはクレアモント夫人と先に結婚、メアリー・ウルストンクラフトは後妻と、とんでもない間違いを言ってる。なんでこんな間違いをするのだろうか…
 参考になった部分もあるので一応紹介しておきますが、あまり真に受けないほうがいいと思います。

xapaga 特にメアリー・シェリーの両親について

放送大学岐阜学習センター 平成17年度2学期 面接授業 内田勝(岐阜大学地域科学部)
 別のページ
 メアリー・シェリーとフランケンシュタインについて

サイト名不明 フランケンシュタインについて

Mini Post from England(個人ブログ)
 フランケンシュタイン、特に舞台となったメール・ド・グラス氷河について

「現代のプロメテウス」の背景--バイロン,パーシーとメアリ・シェリーのプロメテウス像
  早稲田大学 市川純

 ギリシア神話、バイロンの詩プロメテウスとフランケンシュタインの「現代のプロメテウス」の関係の論文。

togetter.com 『ケイレブ・ウイリアムズ』の作者 ゴドウィンとその家族・友人
 藤原編集室による、メアリー・シェリーに纏わる人たちのツイートまとめ。
 このおかげでジャネット・トッド「死と乙女たち」の存在を知った。
 もっと早くに知りたかった。

サイト名不明 フューズリの絵画「悪夢」について

英国バラッド詩アーカイブ パーシーの友人リー・ハントについて参照

世界史の窓 ロベスピエールについて
 同上 ジャコバン派について

世界の民謡・童謡
 メアリーに求婚したJ.H.ペインが作詞した曲の日本語版「埴生の宿」の紹介

「クイーン」のドラマーが「吸血鬼」の生みの親!? この冬注目の若手英国俳優たち
 映画メアリーの総ての紹介記事

毎日新聞 (アーカイブ保存したものはこちら
 映画「メアリーの総て」の監督、ハイファ・アル=マンスール監督の紹介記事。

IMDb(海外サイト) 映画メアリーの総ての詳細なキャスト情報

Rotten Tomatoes アメリカの映画レビューサイト
 映画「メアリーの総て」の海外の感想を参照。

frankensteindiaries(海外サイト)
 メアリーの種違いの姉、ファニー・イムレイに関して。
 ファニーの肖像画が掲載されているが、ファニーの肖像画は残されていないという情報もあるので、本物であるかは不明。個人的意見では、20歳過ぎたばかりで死んだ割には、肖像画は少々老けているので、違うように思う。

サイト名不明(海外サイト)
 ファニー・イムレイについて。こちらもファニーとされる肖像画を掲載。

インターネット・アーカイブ
 メアリーに求婚した、ジョン・ハワード・ペインが書いたメアリーの伝記本
 The romance of Mary W. Shelley, John Howard Payne and Washington Irving
 参考にはしてないが、パブリックドメインのため興味がある方に紹介しておく。
 こちらはamazonの販売ページ、日本円で購入可能。

jamescumminsbookseller
 上記の本の概要

TELEPOLIS
 ディオダティ荘の怪奇談義や吸血鬼解説。映画ゴシックの映像もいくつかあり。
 最初に表示されている女性画像は、ゴシック内のクレア・クレアモント
 その下は「乳首が目になった女」とパーシー・シェリー。

~参考文献~
・メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』森下弓子・訳/創元推理文庫/1984年
・種村季弘『吸血鬼幻想』河出文庫/1983年
・平井呈一『吸血鬼ドラキュラ』創元推理文庫/1971年
・ジャック・サリヴァン編『幻想文学大事典』高山 宏ほか翻訳/国書館書店/1999年
・クリストファー・フレイニング『悪夢の世界 ホラー小説誕生』
  荒木正純ほか訳/東洋書林/1998年
・久守和子ほか『たのしく読める 英米女性作家』ミネルヴァ書房/1998年
・木村晶子編『メアリー・シェリー研究 「フランケンシュタイン」作家の全体像』
 鳳書房/2009年
・小池滋『ゴシック小説を読む』岩波書店/1999年
・楠本晢夫『永遠の巡礼詩人バイロン』三省堂/1991年
・荒俣宏編纂『怪奇文学大山脈Ⅰ』東京創元社/2014年
・廣野由美子『NHKテレビテキスト2015年2月号 
 メアリーシェリー フランケンシュタイン』NHK出版/2015年

直前に読んでちょっとだけ引用したもの
・ジャネット・トッド
『死と乙女たち ファニー・ウルストンクラフトとシェリー・サークル』
 音羽書房鶴見書店/2016年
日本語で読める中では、メアリー・シェリーの生涯を一番体系的にかつ一通り紹介したものと思います。メアリー・シェリーの生涯を知りたい方はぜひ手に取ってみてください。

この記事は2018年12月31日にブロマガで投稿したものを移転させた記事です。
下記は元記事のアーカイブ

web.archive.org

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