この記事は2016年7月31日に、ブロマガで投稿した記事を移転させたものです。
下記は元記事のアーカイブ
いつもは拙作、『ゆっくりと学ぶ吸血鬼』をご視聴して頂きありがとうございます。今回は生存報告がてら、表題の件について僭越ながらご紹介させて頂こうかと思います。やり方はご存じの方もいらっしゃるかと思います。現に今回のやり方はそれぞれの方法は検索すればすぐにヒットします。ですがそれを複合させた方法は紹介されて無いように思われるので紹介することにしました。また私の動画で興味を持ち同じ文献を読みたいと思われる方がいらっしゃることも相まって、今回紹介することにしました。
私の吸血鬼解説動画ですが、吸血鬼は本来はヨーロッパの民間伝承であり、また海外でも吸血鬼人気はあるので、当然ですが日本よりも海外の方が情報が充実しております。現に私が色々調査して実感したのが、日本人も海外勢と同じく吸血鬼という存在は散々モチーフにしておきながら、学術的な面での吸血鬼情報というのはほんと見かけず、海外の方が充実している印象でした。そして折角動画で紹介するのならば、日本の書籍では見かけないような情報も紹介したいということで、海外の情報も動画で紹介させて頂いています。その参照サイト等は動画の最後やブロマガで別途ご紹介させて頂いた通りです。
さてそんな中、とあるゆっくり解説仲間の人から、『ノセールさんはよく英語の文献も参照できますね』と言われました。コメントでも、海外の文献なんてよく読めるなぁといったニュアンスのコメントを頂いたこともあります。ですが以前動画内でも言ったと思いますが、私の英語能力は義務教育レベルすら怪しいレベルです。もっぱらGoogle先生とヤフー先生に頼りっぱなしです。気になるところだけ、自分で辞書片手に翻訳するというスタイルを取っています。
さてその機械翻訳ですが、Webサイトならサイト丸ごと簡単に翻訳できますが、そうもいかないものがあります。それがGoogleブックスに掲載されている電子書籍です。Googleで気になる単語を検索すると、Googleブックスのプレビューがヒットしたりします。Googleブックスの一部プレビュー機能はamazonなんかよりも参照できるページ数は多くあり、またGoogleブックス内で単語検索もできるというのが利点です。一部しか表示されないとはいえ、海外では吸血鬼に関する書籍は日本以上に発売されています。その上日本では見かけない情報が掲載されていることも多々あり、無視できる存在ではありません。そこで英語が出来ない私は機械翻訳に頼ることになるのですが、Googleブックスは一つ難点がありそれは文章をコピーすることができないのです。例えばエリック・バトラーの未邦訳の本(クリックで移動)。左のリンク先を見て貰えればわかりますが、文章はドラッグすることはできません。もちろん直接文章をタイプすればよいのですが、それだと時間がかかってしまします。そこでちょっと手間はかかりますが、Googleブックスの文章をコピペできるようにしていきます。
その一連の流れですが、①まずGoogleブックスの文章をjpgで保存し、②それをGoogleドライブにアップロード、③そのアップロードした画像をGoogleドキュメントで開く、これだけでコピーアンドペーストが出来るようになります。
まずはGoogleブックスをjpg保存する方法です。保存には『Google Books Downloader』という無料ソフトを利用します。リンク先を見ればわかりますが、win版とMac版があるので自分の環境にあったものをダウンロードして下さい。
指示に従い、まずはインストールを行ってください。英語しかありませんが問題はないはずです。インストール後、関係のないソフトウェアのインストール画面が表示されます。「Snap.do smartbar」というものと、「RegVlean Pro」というものです。どちらも必要ないので『Decline』を押して、インストールはしないように注意して下さい。
インストール後はGoogle Books Downloaderを起動して下さい。そうすると下記の画像のウィンドウが出てきます。
一番上のURL欄には該当するGoogleブックスのURLをそっくりそのままコピペして下さい。そして真ん中の『Output Format』は最初PDFが選択されていますが、これを『jpg』に変更して下さい。その下の『Resolution』はデフォルト800pxで、画像で見る分には多少小さ目の大きさですが、今回の目的であるのならば、特に変更する必要はありません。その下の『output Foleder』が保存先となります。これでスタートボタンを押すと後は勝手にフォルダーを作り、該当するGoogleブックスを1ページごとにjpgファイルで保存してくれます。
上の画像がjpg保存されたものです。プレビューできないことを示す警告文も一緒に保存されます。
次は翻訳にかけたい文章のjpg画像をGoogleドライブにアップロードします。なので事前にまずはGoogleのアカウントを取得しておいて下さい。(方法はググって下さい)
取得できたのならば、Googleドライブにアクセスしてまずは設定を行います。
アクセスすると右上の方に歯車の模様があるのでそれをクリックすると上の画像のように表示されるはずなので、設定をクリックします。
クリックすると上の画像のように表示されるので、『アップロードしたファイルをGoogleドキュメントエディタ形式に変換します』にチェックを入れます。次に抽出した画像をアップロードします。
左上にある『マイドライブ』か、もしくは何もない所で『右クリック』するとファイルをアップロードという項目があるのでそれを選択し、該当する画像ファイルをアップロードします。若しくはドラッグ&ドロップでもアップロードできますのでお好みで。さて先程エディタ形式に自動に変換する設定を行ったので、これでエディタファイルもできるはず…なのですが、なぜか私の環境では変換されませんので、手動でエディタ形式に変換していきます。
アップロードした画像ファイルを右クリック、『アプリで開く』の項目の中に『Googleドキュメント』という項目があるはずなので、これをクリックします。するとjpg画像ファイルをGoogleドキュメントで開くことになります。処理には数秒かかります。
すると上の画像のように、マイクロソフトのワードみたいな画面が出てくるはずです。そして1ページ目にはアップロードした画像ファイルが、そして画像ファイルの後には画像ファイルに書かれている文章がコピーできる文章として、そっくりそのまま転記されて出てきます。
これで、文章がコピーできるようになりましたので、あとは翻訳サイトにペーストすれば、機械翻訳してくれるという流れになります。私の環境では今のところ、100%完璧に転記されています。おそらくjpg画像が不鮮明だったり歪んだりしなければ、高い精度で転記されるものと思われます。さてこれでコピーできるわけですが、Googleドキュメントでは右クリックからのコピーはできないので必ず『ctrl+c』でコピーして下さい。右クリックからのコピーをするとctrlキーでのコピーをしてくれと警告が出てきます。
ちょっと応用させればpdfファイルの英語文献も機械翻訳にかけることができます。
まずはアドビリーダー上で右クリック→選択ツールを選択します。
次にコピーしたい文章をドラッグして『画像をコピー』を選択します。この状態でコピーされたので、あとは付属のペイントソフトを起動させて画像をペースト、jpgで保存すれば、文章を画像ファイルとして保存できます。後の流れは一緒です。
以上がgoogleブックスを機械翻訳にかける方法です。ちょっと面倒なだけで一度わかればどうってことない作業です。この方法で英語力のない私でもgoogleブックスにある英語文献を読むことができました。もちろん機械翻訳ですので翻訳の精度はありません。ですが大筋は日本語の吸血鬼解説本で語られているようなことなので、頭の中で内容の補完ができます。その中でも見たことないような情報は、機械翻訳でも見れば気が付きますので、そいういった部分だけ辞書を片手に自分で翻訳していけば、英語力が無くても英語文献を見ていくことが可能です。よく英語文献なんか読めるなと言われることがありますが、実態はこんなもんです。
こうして海外でしか得られない情報を知りえることができました。例えばザ・クラフツマン紙がどういった情報誌であったのか(7.5話)、マリア・テレジアの吸血鬼禁止令(7.5話)、ザクロが死者にだけ捧げる理由(8話中編)などは、googleブックスに掲載されていた海外の書籍から得た情報です。
今回のこの方法、何かのお役に立てれば幸いです。
さて次回作ですが…一向に進んでおりません。どのように紹介しようか悩んでいるというのが一番の原因ですが、それだけではありません。そして私は本来テレビゲームが大好きな人間なのですが、この動画を作り始めてからはほぼ、絶っていました。あれこれ悩んでいる内にゲーム熱が再燃し、この前の投稿からはずっとゲームに熱中していました。また読書もこの1年間、ほぼ吸血鬼関連書籍を優先しており、読みたい本を積んでいたという状況であったので、そちらを先に読んだりしていた状況です。ゲーム熱の方は収まってきたので、ボチボチ動画作りを始めていこうかな、という状況です。次回作は8月中には投稿できるよう頑張りたいと思います。
8月はゆっくりと学ぶ吸血鬼を投稿してちょうど1年となります。ここまで続けられたのも、応援して下さった皆様のお蔭です。今後も皆様の期待に応えられるよう、精進してまいります。
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